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馬の文献:蹄葉炎(van Eps et al. 2014)

「オリゴフルクトース蹄葉炎モデルにおいては跛行が起こり始めた後に開始した持続的蹄寒冷療法によって蹄葉損失を予防できる」
van Eps AW, Pollitt CC, Underwood C, Medina-Torres CE, Goodwin WA, Belknap JK. Continuous digital hypothermia initiated after the onset of lameness prevents lamellar failure in the oligofructose laminitis model. Equine Vet J. 2014; 46(5): 625-630.

この研究論文では、馬の蹄葉炎(Laminitis)に対する蹄寒冷療法(Digital hypothermia)の効能および作用機序を解明するため、八頭の実験にオリゴフルクトースによって蹄葉炎を実験的に作り出し、跛行(Lameness)の症状が発現した後に、片方の前肢に持続的蹄寒冷療法(Continuous digital hypothermia)を施し、対側前肢(Contralateral forelimb)は周囲温度(Ambient temperature)とする対照郡として、36時間後に採取して蹄葉組織の組織形態計測(Histomorphometry)が行われました。

結果としては、対照前肢蹄と比較して、寒冷療法が行われた前肢蹄のほうが、近位・中間・遠位蹄葉組織(Proximal, middle, or distal lamina tissue)において、組織学的スコアが有意に優れていました。対照前肢蹄では、蹄真皮(Lamellar dermis)の完全な物理的分離(Complete physical separation)が一箇所以上で認められ、また、総・二次蹄上皮長(Total and secondary epidermal lamellar length)の減少と、二次蹄上皮長の増加が認められました。このため、急性蹄葉炎(Acute laminitis)の罹患馬においては、跛行の症状が認められ始めた後に寒冷療法が開始された場合でも、蹄葉損傷の重篤度(Severity of lamellar injury)が抑えたり、蹄葉構造の損失(Lamellar structural failure)を予防する効果が期待できることが示唆されました。

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