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馬の病気:円虫症

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円虫症(Strongylosis)について。

急性感染(Acute infection)を起こした普通円虫(Strongylus vulgaris)の第四期幼虫(Fourth-stage larvae)による粘膜移入(Mucosal migration)に起因して、腸壁の浮腫と炎症(Intestinal wall edema and inflammation)を生じ、急性または慢性下痢症(Acute/Chronic diarrhea)を起こす疾患です。一方で、慢性感染(Chronic infection)を呈した症例においては、寄生性動脈炎(Verminous arteritis)と塞栓症(Embolization)を引き起こし、中程度~重度の疝痛症状(Moderate to severe colic)を呈します。

急性円虫症では下痢の他に、食欲不振(Anorexia)、発熱(Fever)、抑欝(Depression)などの症状が見られ、慢性円虫症では、下痢、進行性の体重減少(Progressive weight loss)、軽度の間欠性疝痛(Intermittent colic)等の症状を呈します。血液検査では、好中球増加性の白血球増加症(Neutrophilic leukocytosis)、好酸球増加症(Eosiophilia)、高フィブリノーゲン血症(Hyperfibrinogenemia)、低アルブミン血症(Hypoalbuminemia)などを呈し、血清中のアルファおよびベータグロブリン濃度と免疫グロブリンG濃度の上昇を特徴とします。腹水検査(Abdominocentesis)では、蛋白濃度と好酸球数の増加が見られることもあります。腸炎は幼虫寄生に起因するため、糞便検査(Fecal analysis)は通常陰性です。

円虫症の治療では、駆虫剤(フェノベンダゾール、イベルメクチン)の投与にあわせて、補液療法(Fluid therapy)による脱水症状(Hydration)の改善、電解質不均衡(Electrolyte imbalance)の補正が行われます。また、動脈塞栓症の続発を考慮して、ヘパリン+アスピリンを用いた抗血栓療法(Antithrombotic therapy)が併行して実施される場合もあります。

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