RSS

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

馬の病気:乳頭腫

20150827_Blog2_Papillomas_Pict1.jpg

乳頭腫(Papillomas, Warts)について。

乳頭腫ウイルス(Papilloma virus)の感染によって上皮性良性腫瘍(Epithelial benign tumor)を生じる疾患で、二歳齢以下の若馬に好発することが一般的で、また、乳頭腫ウイルスはサルコイド(Sarcoid)の発症に関与することが知られています。乳頭腫の病変は、通常は鼻先や上唇などに起こり(稀に眼瞼、生殖器、遠位肢、etc)、直径0.2~2cmの白色~灰色の突起状腫瘤(White to gray protruding mass)として認められます。

馬における乳頭腫は、3~12ヶ月で自然治癒(Spontaneous regression)を示すことが一般的で、治療を要することは殆どありませんが、大型の腫瘤が認められた場合には冷凍手術(Cryosurgery)による病変切除を行うことで、他の小型病変の退縮を促す作用が期待できることが示唆されています。また、慢性経過を示した患馬においては、免疫抑制濃度(Immunosuppressive dosage)におけるコルチコステロイド療法(Prednisolone, Dexamethasone, etc)が応用される場合もあります。

ショーホース等の症例において、速やかな病変部位の改善を要したり、乳頭腫の再発予防が望まれる場合には、切除した乳頭腫組織を不活化して、粗製自家ワクチン(Crude autogenous vaccine)として皮内注射(Intradermal injection)する手法が用いられる事もあります。飼養環境内に複数の若馬がいる場合には、乳頭腫の拡散を防ぐため、ブラシや馬具などを消毒したり、飼養馬間での共用を中止することが推奨されています。

Copyright (C) Akikazu Ishihara All Rights Reserved.
スポンサーサイト

プロフィール

Rowdy Pony

Author:Rowdy Pony
名前: 石原章和
性別: 男性
年齢: 40代
住所: 神奈川県
職業: 獣医師・獣医学博士
叩けよ、さらば開かれん!

ブログメニュー

FC2カウンター

リンク

カレンダー

05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

最新記事

月別アーカイブ

お断わり

20130414_Blog_Message_Pict1.jpg
このサイトに掲載されているイラスト、画像、文章は、すべて管理主自身が作成したもの、もしくは、著作権フリーの素材リンクから転載したものです。

カテゴリ

全記事表示リンク

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
学問・文化・芸術
164位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
自然科学
19位
アクセスランキングを見る>>

天気予報


-天気予報コム- -FC2-

FC2ブログランキング

検索フォーム

RSSリンクの表示

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。